考え方医療者向け

1週間の記憶が「ホーム・アローン」だけでゾッとした話【時間の資産価値】

written by じん
1週間の記憶が「ホーム・アローン」だけでゾッとした話【時間の資産価値】

専門医を取るための、あの膨大な勉強。節約のための自炊。なんとなく開くYouTube、SNS。夜に溶かす映像作品。 ——その時間から、何が残ってる?

金に「使い方」があるように、時間にも「資産価値」と「資産寿命」がある。漫然と過ごしてると、時間だけがあっという間に消えていく。

怖かったのは、1週間の記憶が「ホーム・アローン」だけだったこと

ソファとテレビのリモコン

この前、奥さんとのなんでもない会話で、ゾッとした。 「えっ、ホーム・アローンからもう1週間経ったん??」 言われて、直近1週間を思い返した。……ホーム・アローンを見たこと以外の記憶が、ない。 一週間まるごと、自分には何も残ってなかった。それに気づいた瞬間が、いちばん怖かった。

時間にも「資産価値」と「資産寿命」がある

積み上がるコインと植物

お金で言う資産価値を、時間に当てはめてみる。

  • 資産価値=その時間から、何を得られるか。スキル、経験、人とのつながり、健康、心の余白。
  • 資産寿命=得たものが、いつまで効くか。一晩で消えるのか、10年後も効くのか。

同じ1時間でも、"資産"として積み上がる時間と、消費して消える時間がある。問題は、自分がどっちに時間を流してるか、ほとんど意識してないことだ。

ちなみにこの"資産価値"の軸、医師バイトを選ぶときにも使った。どこに時間と体を投じるか、結局は同じ問いだ。

棚卸しすると、「消費」の時間が驚くほど多い

付箋とノート

俺の時間を、この物差しで棚卸ししてみる。いろんな角度で見ると、意外と見落としてる時間が多い。

  • 専門医取得の勉強:しんどい。けど資産価値も寿命も長い(一生効く知識と肩書き)。※「脳死で取りにいく」場合の話は、こっちで書いてる
  • 診療情報提供書・返書:惰性で書いてないか。文章の書き方を論理的に学べば、書くたびに資産価値は上がる。理論で学んだら、あとは自分の作品を、とにかく早く世に出せ。
  • 自炊での節約:正直、いらない。外食して"時間を買え"。浮いた時間を、資産になることに回したほうが、よっぽど得だ。
  • 通勤・移動時間:「ただの移動」と思った時点で、無駄になる。電車の広告、周りの人が身につけてるもの、教材はそこら中にある。リベ大の流し聞きでもいい。観察と学びに変えろ。
  • 人付き合い・飲み会:いつものメンバーの飲み会は、いらない。新しい人と会う場は、どんどん増やせ。情報はいつも、人が運んでくる。
  • 運動・睡眠:軽視されすぎ。浮いた時間に、真っ先にやれ。健康は、最優先で投資すべき"最長寿命の資産"だ。
  • YouTube・SNS:使い方次第で、天国にも地獄にもなる。ショート動画は、あまりに何も残らない——はっきり言って悪。逆に学習系コンテンツは、優秀すぎる。
  • 映像作品:学べることも多い。一人でなんとなく流すより、人と一緒に見て、感想を言い合え。それだけで、ただの消費が資産に変わる。

どれが正解って話じゃない。ただ、「これは資産か、消費か」を一回ラベリングするだけで、時間の流し方が変わる

何も残らない日常は、メンタルを削る

窓辺で物思いにふける人

これは、生産性だけの話じゃない。 何も残らない日々を続けてると、気分は静かに落ち込んでいく。「今日も一日、何してたんやろ」が積み重なると、メンタルがじわじわ消耗する。逆に、ほんの小さくても「今日はこれを得た」があると、心は軽い。

だから——なんでもない時間こそ、学びに変えろ。 待ち時間も、移動中も、皿を洗ってる最中でも、頭は動かせる。今日見たもの、会った人、感じたことから、何か一つ持ち帰る。 思考を止めるな。 漫然と流されるんじゃなく、自分の頭で噛む。それだけで、同じ24時間が、ぜんぜん違う重さになる。

「あとで何が残るか」で、時間を選べ

ノートに書き留める手

時間は、お金より残酷だ。減っても通帳に記録が残らない。気づいたら、ただ消えてる。 全部を資産にしろ、なんて言わない。消費の時間も、心には要る。

でも——漫然と流すな。今やってるこれは、あとで何が残るのか。一回、問うてみる。それだけで、一週間の終わりに「何も残ってない」と青ざめる回数は、確実に減る。

その1週間、何が残った?


※本記事は一般的な考え方に関する個人的見解です。

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